「ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-」をやって。

ASTRO BOY・鉄腕アトム -アトムハートの秘密-は、
2003年12月18日にセガから発売されたGBAのゲーム。
ジャンルは横スクロールアクションです
タイトルから分かるように、鉄腕アトムを原作としています

5年ほど前のゲームをなぜ今やったのか？
理由は主に2つ。

・鉄腕アトム（手塚漫画）が好きだから
・アクションゲームとしての高評価を様々な場所で聞いていたから

決め手となったのは後者の理由です
横スクロールアクションが少なくなってきている昨今、
その中で面白いものに巡り合えるチャンスはそう多くないので。

やってみた感想。
面白かった（おいｗ
いやいや、どこが面白かったかはちゃんと今から書きますよ

まず、アクションゲームとしての出来がいい。
アトムを操作するわけですが、攻撃方法は基本的に2種類。
パンチやキックなどの物理攻撃と、フィンガーレーザー。

パンチやキックで敵を攻撃すると吹っ飛ばすことも出来、
吹っ飛んだ敵を別の敵に当ててもダメージが発生します
かなり爽快です
ダッシュ（飛行）しながら攻撃することも出来ます

フィンガーレーザーは敵を吹っ飛ばすことは出来ないけれど、
画面端まで貫通します
ただし、ダメージはパンチやキックよりも少ない。

また、敵を攻撃しているとゲージが溜まり、
そのゲージを消費することで必殺技を使うことが出来ます

画面全体に攻撃が出来るマシンガン、
威力・範囲が大きいレーザーのアームキャノン、
アトムが敵に向かって飛んでパンチをする、EXダッシュ。

十字キーを同じ方向に素早く二回入力することで飛ぶことが出来ます
が、ずっと飛べるわけではなくて、多段ジャンプのような仕様です
この回数はちょっと下で書くカスタマイズ的なシステムで変わります

横スクロールシューティング的なステージもあり、
そこではアトムは常に飛んでいます
この場合は、パンチやキックは使えません（ダッシュパンチは出来る）

ゲームを進めていると、様々な登場人物が現れ、
誰かに会うごとにアトムの能力をアップさせることが出来ます

このゲームにはイージーモードとハードモードがあります
自分はハードしかやってないのですが、
それなりに歯ごたえのあるバランスだったかな、と。

細かい仕様はいろいろとあるけれど、
そればっかり書いててもしょうがないので感想に戻ります

このゲームは2003年に放送されていたアトムのアニメをモチーフとしているのですが、
はっきり言ってほとんど関係ないオリジナルストーリーになってます
（いや、アニメをあんまり見てなかったから詳しくは分からないんだけど）
原作漫画や2代目アニメ、海底超特急マリンエクスプレスなどのストーリーも含まれてます
（最後のやつは知らないです、はい。）

手塚作品のスターシステムを使い、
手塚キャラオールスターズとも言えるほど多くのキャラが登場します
B・J、写楽、ヒゲオヤジ、、ビッグX、W3、サファイア、ロック、etc...
そのキャラ達がゲームのストーリーの中で生き生きとしている
手塚ファンはそれだけでやる価値があると思います

最後に、ゲームのシステム。
ですが、まあネタバレなので知りたくない人は読まないでください

ゲーム自体はアクションゲームなのですが、
1週目のプレイではちゃんとしたエンディングを見ることが出来ません
いわゆるバッドエンドというやつです

火の鳥の転生を生かした2週目が始まり、
そこからは面選択制のアクションゲームとなります
2週目はストーリーもちょっとずつ変わっており、謎解きがメインになります
全ての謎が解き明かされたとき、真のエンディングを見ることが出来るのです

あと、クリア後にはキャラ名鑑が出ます
ゲームに出てきたキャラの出典等や豆知識などが見られます
これがけっこうマニアック。
知らないこともかなりありました

アクションゲームのファン、手塚作品のファンには是非ともオススメの一本。
今はもう、中古に頼るしかないのかなぁ…
でも、出来ることならやってみてほしいです

GBA ASTRO BOY 鉄腕アトム　-アトムハートの秘密-
価格 3980円 税込 レビュー( 0件 )