使い切りデジカメについて考えてみました

先日、使い切りデジカメなるものが発売されました
その名も、エコデジモード。
価格は50枚撮りで1980円。

ようは、写ルンですみたいな
使い捨てカメラ（厳密に言うとレンズ付フィルム）のデジカメ版。
買って、撮って、お店に持っていく、と。

お店に持ってくと、プリントしてもらえる他、
データをCDにしてもらえるらしい（無料だってさ
そのCDはPCとかで再生可能。
1枚37円でプリントもしてもらえるそうだよ、へぇ～。

性能的なものを書くと、

・300万画素
・2.4インチの液晶ディスプレイ搭載
・内蔵フラッシュ
・日付を記録可能

みたいな感じ。
撮った写真が気に入らなければ、撮影後10秒以内なら撮り直せるそうな

名前に「エコ」と入っているとおり、環境を意識した作りになってるそうで。
回収してもう一度販売、というだけではなく、
部品にもケータイのリユース品を使ってたりするみたいです

果たしてこの使い切りデジカメは流行るのか？流行するのか？
っということを考えてみようと思います

いきなり結論。
そこまで流行らないと思う
理由はいろいろあります

まず、この商品のターゲット層がよく分からない

中高生とか、所謂若者だったらケータイがあるから必要ないかなぁ、と。
300万画素だったら最近のケータイはそれ以上のもあるし、
何よりいつでも見られるというメリットがあります（常に携帯するからね
プリントアウトされた写真もあんまり必要ないような気がする
現に、ケータイで撮った写真を印刷するっていうのをあんまり聞きません

30代ぐらいだったら…そんなに写真を撮らないような…
少なくともさっき書いた若者層よりは。
撮る人は普通のデジカメを持っていることでしょう

40代以上の人は写真にこだわる人だったらデジカメ、
あるいはアナログのしっかりしたカメラを持っているのではないでしょうか？
データをCDで渡されてもPCに疎ければ再生できないわけで…
印刷してもらうんだったら「写ルンです」で良いし。

次、撮り直しが10秒以内しか出来ない

10秒っていうのがキツイ、せめて1分だったら…
風景とかだったら十分の時間だとは思うけど、
カメラを前にして自分たちを撮ったりするのは厳しい

撮り直しができると言うのがデジカメの特徴のひとつ。
容量がなくなっても必要ない写真は消せばいいんですからね

「使い切り」と言ってるもので無限に撮り直し可能なのはどうかと思うけど、
せめて最初に書いたように1分は欲しいな

無限に撮影できるようにしちゃうと、
お店にカメラ本体が返って来ないかもしれないからね

一応最後、「エコ」という言葉はネガティブを連想する

いや、人によるかもしれませんけどね
なんか、
エコっていうのは何かを制限すること
っていうイメージがありませんか？
少なくとも、ボクの中にはあるんですよ

クーラーの温度を28℃に設定しましょう、とか。
車よりも電車に乗りましょう、とか。。。

マイナスイメージみたいなものが入ってきちゃうんですよね
しかも、消費する側としては、
カメラの部品がリユース品だとかはあんまり気にしないかと。
そりゃあ好感は持つかもしれませんけどね
でも、リユース品を使ってるんだからこれにしよう、とはならない。

他にもちょこちょこありますが、大きな理由はこの3つ。
特に、ターゲット層はホントに良く分かりません

ただ、今後、バリエーションとして、
フレームが選択できたりするものも出るようです
ディズニーのキャラが入ったやつとか、ハート型のとか。
それはちょっと中高生にプリクラ的な需要があるのかな？
でも、それだってケータイで出来ちゃうわけで…
（ケータイだと撮った後に加工も出来たりするよね）

果たして、エコデジモードは流行るのか？
ボクは流行らないに一票を投じて置くとします